消防設備点検は必要なのか

消防設備点検と言われても、ピンとこない方が多いでしょう。
しかし消防設備点検は非常に大切で、点検を怠ると法律に触れてしまう場合があります。
今回は、消防設備点検の必要性や点検が必要な建物についてお話しますね。

点検の必要性

消防設備点検は、原則年に2回必要です。
具体的に6ヶ月に1回の設備点検、1年に1回の総合点検があります。

基本的に点検は、消防設備士もしくは消防設備点検資格所有者が行います。
点検が必要な建物の点検(点検報告)を怠ると、法律で罰せられる恐れがあります。
そのため、しっかりと点検は行いましょう。

点検が必要な建物

延べ面積1000平方メートル以上の特定防火対象物

特定防火対象物とは、スーパーなど不特定多数の人が利用する建物を指します。
その中でも、1000平方メートル以上ある建物は点検が必要です。

延べ面積1000平方メートル以上の非特定防火対象物で、消防庁または消防署長が指定する建物

非特定防火対象物とは、主に国や市町村が管理している建物を指します。
消防庁または消防署長が指定する建物の例としては、学校や図書館などです。

特定1階段等防火対象物

特定1階段等防火対象物 とはビルの3階以上に特定用途が入居しており、非常階段が1つしかない防火対象物のことを指します。
簡単に言うと「非常階段が1つしかない、3階建て以上のビルは大体当てはまる」ということです。

まとめ

消防設備点検は原則年に2回必要で、点検を怠ると法律で罰せられる場合があるのでしっかりと点検を行いましょう。
点検が必要な建物は、不特定多数の人が利用する1000平方メートル以上ある建物です。
また学校や図書館・非常階段が1つしかない3階建て以上のビルなどは、基本的に点検を行う必要があります。