溶接における代表的な資格の種類について

溶接は技術力と危険が伴う作業なので、安全に行うために資格が必要です。
その資格には、いくつかの種類がございます。
そこで今回は溶接に関する資格についてみていきましょう。

代表的な溶接の資格の難易度

アーク溶接作業者

アーク溶接作業者とは、アーク溶接等の特別教育を修了した作業者のことです。
取得条件は、満18歳以上なので誰でも試験を受けられます。

ガス溶接技能者

ガス溶接技能者とは、労働安全衛生法に定められたガス溶接技能講習を修了した方のことです。
この資格を取得するには、講習を受ける必要があります。

ボイラー溶接士

ボイラーの溶接をする際は、労働安全基準法によってボイラー溶接士の資格を取得が義務付けられております。
このボイラー溶接士には「普通ボイラー溶接士」「特別ボイラー溶接士」の2種類の違いは、溶接部の厚さです。
普通ボイラー溶接士には、溶接部の厚さが25mm以下でないといけないなどの制限があります。
その一方で、特別ボイラー溶接士には溶接における制限はありません。

・︀それ以外
・アルミニウム溶接技能者…アルミニウム合金の溶接を行うために必要な資格
・溶接管理技術者…溶接作業の監督指導や施工の計画などの管理で必要な資格
・溶接作業指導者…民間資格で、日本溶接協会が認定しているもの

上記のように溶接の資格には国家資格、民間団体の認定する資格をあわせると色々な種類のものがあります。
溶接を業者に依頼する際は、このような資格を持っているかどうかも判断基準の一つになるでしょう。