粉末消火設備と消化器の違いについて

中村電設

072-245-0628

営業時間/9:00~18:00 定休日/土曜・日曜・祝日

粉末消火設備と消化器の違いについて

コラム

2023/07/03 粉末消火設備と消化器の違いについて

粉末消火設備と消化器の違いについてご存じでしょうか?
色んな場所によく並べておいてあるため、いざというときに混同しがちになりそうですよね。
そこで今回の記事では、粉末消火設備と消化器の違いについて詳しくご説明させて頂きます。

粉末消火設備と消化器の違い

・︀用途の違い
粉末消火設備は、火の手がかなりまわってしまった時の消火用です。
その一方で消化器は軽い火災、もしくは火がついたばかりの時の消火用と、それぞれ用途が分かれます。

・︀消火力の違い
粉末消火設備は、消化器の10倍の消化力(粉末消火設備は消化器の10倍弱の消化剤を一気に放出可能)があります。
ちなみに使用方法自体は、どちらもほぼ同じといって良いでしょう。
また粉末消火設備は1階だと500㎡以上、2階より上だと200㎡以上の広さがないと、使用してはいけません。
これは狭い場所だと、粉末初夏設備から逸出された大量の消化剤が充満してしまう恐れがあるためです。

・︀耐用年数
一般的な粉末消火設備の耐用年数は15年~20年ほどと言われています。
ただ10年毎に機器の細部チェックと部品交換は必要になるので、そのタイミングでメンテナンスすると良いでしょう。
その一方で消化器の耐用年数は、製造後およそ10年程度です。
サビや傷があるものは、製造10年未満のものであっても水圧試験を実施しなければいけません。

まとめ

粉末消火設備と消火器は基本、消火のための機器という点は変わりませんが、用途・消火力・使える場所に違うのです。
また消化器より粉末消火設備の方が消化力が大きいため、使える場所の広さにも制限があります。
弊社は粉末消火設備、消化器等の消防設備設計も請け負っていますので、ご用命の際は弊社にご依頼ください。

TOP